我が家は2階リビング、リビング階段ということもあり、ベビーゲートの設置が急務でした。
ベビーゲートなんてなんでもいいんじゃない、と思っていたのが間違いでした。
意外と難しいベビーゲートの購入ポイントを、体験を踏まえ解説してみました。
階段上に取り付けられるベビーゲートは限られている
ベビーゲートを設置する場所で、一番必要性が高いのが階段上だと思います。
そして一番購入するのに悩むのも、階段上のベビーゲートです。
いざ購入しようと調べてみると、ほとんどが「※階段上取付け不可」の注意事項があるからです。
ベビーゲートの多くが壁を傷つけないつっぱりタイプ。
つっぱりタイプだと、階段上に設置した時、寄りかかったりもたれると、つっぱりが弱いと外れてしまう恐れがあるのです。
階段の上で寄りかかって外れたら大事故になりかねない。
だからほとんどのメーカーで階段上の設置は禁止されています。
では、階段上にも取り付けられるベビーゲートはどんなのかというと、ネジでしっかりと壁に固定できるものに限られます。
階段上でも使えるベビーゲート一覧
階段上でも取り付けられるベビーゲートをまとめてみました。
扉タイプ
【リッチェル】階段の上でも使える木のバリアフリーゲート
【ベビーダン】Flex fit フレックスフィット
【日本育児】スマートゲイト II プラス
【カトージ】階段上で使えるゲート
ロールタイプ
【ベビーダン】Guard Me ガードミー
【日本育児】スルする~とゲイト
【ラスカル】キディガード
【ネビオ】Guetre ゲートル
機能比較と購入のポイント
選び方のポイントですか、まず我が家で重視した機能について洗い出しました。
(1)オートクローズ
ベビーゲートをつけても、閉め忘れては意味がない。
特に5歳の兄がいるため、閉め忘れがないよう自動で閉まる機能は必ずつけたい。
(2)開放キープ
3階が寝室のため、2階にいないことも多い。
そういう時には常に開放していたい。
(3)片開きドア
階段側にドアが開く場合、ドアがロックされてない状態でもたれてしまったら危ない。
(4)バリアフリー
階段の上に段差があるとつまずいたら危ないし、足の指をぶつけたら痛そうだ。
取り付け可能かサイズを測ってみる
次に実際に取り付け可能か、サイズを測る必要があります。
我が家の場合、幅は問題ありませんでした。
しかいここで問題が発生。
階段の手すりがギリギリまで伸びていて、位置的にベビーゲートの設置が難しい。
調べてみると、ベビーダンのフレックスフィットは、取り付け位置を壁の外側にも付けられるため、手すりの位置は関係なしにつけられます。
日本育児のスマートゲイト II プラスは、手すりよけのパーツがオプションで販売されていますが、高さがうちものと合いません。
ロールタイプのベビーゲートのほとんどが、壁の外側にも付けられます。
散々悩んだ挙げ句、しかし(1)のオートクローズの条件はやっぱり外せないということを再確認。
調べたら、結構同じような人がいるみたい。
2×4の木材を床と天井につっぱり、柱を作ってそこにベビーゲートをつけている人もいました。
http://iemonokoto.blog.jp/archives/27032193.html
こちらを参考にし、我が家も壁の外側に2×4材の柱を立て、そこに取り付けることに決めました。
この付け方はメーカーも推奨できないと思うので、あくまで自己責任です。
比較表
上記を踏まえ比較表にしてみました。
機能 | 【リッチェル】 階段の上でも使える木のバリアフリーゲート |
【ベビーダン】 Flex fit フレックスフィット |
【日本育児】 スマートゲイト2 プラス |
【カトージ】 階段上で使えるゲート |
【ベビーダン】 Guard Me ガードミー |
【日本育児】 スルする~とゲイト |
【ラスカル】 キディガード |
【ネビオ】 Guetre ゲートル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
設置幅 | 74〜114cm | 69-106.5cm | 69~93cm | 68~93cm | 55-113.5cm | 〜115cm | ~100cm | 140cm |
取り付け位置 | 内側 | 内側/外側/斜め | 内側 | 内側 | 内側/外側 | 内側/外側/斜め | 内側/外側/斜め | 内側/外側/斜め |
オートクローズ | ○ | × | ○ | ○ | × | × | × | × |
片開きドア | ○ | ○ | ○ | × | – | – | – | – |
開放キープ | ○ | × | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
バリアフリー | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
色 | 木製 | 白/木製 | ベージュ | 白/茶 | 白 | 白 | 白 | 白 |
価格(参考) | 16,000〜 | 9,000〜 | 11,000〜 | 10,000〜 | 12,000〜 | 10,000〜 | 14,000〜 | 10,000〜 |
※価格は2018年10月現在
先に洗い出した条件を重視すると、リッチェルしか当てはまりません。
一番高いですが、命には変えられないし、リッチェルの「階段の上でも使える木のバリアフリーゲート」に決めました。
こちらが実際につけたところです。
柱に使ったアジャスターはラブリコという商品。
<追記>しばらく使ってみて、結構位置がずれやすいのでお勧めしません。
このベビーゲートはWロックになっていて、ロックの外し方は(1)レバーを引き (2)上に持ち上げる、
ですが(2)が不良品かと疑うほどバネが重く持ち上がらないので、(2)のロックは外しました。
その点以外は、快適に使えています。
つっぱりタイプのベビーゲート
階段の上が廊下になっている場合、階段から安全な距離をとれれば、つっぱりタイプを取り付けることが可能です。
我が家は3階の階段上がTの字に廊下になっているため、寝室と階段の間につっぱりタイプのベビーゲートを取り付けることにしました。
重視する機能は階段上のものとほぼ同じ。
壁を極力傷つけたくないから、つっぱりタイプにし、バリアフリーは諦めました。
つっぱりタイプのベビーゲート一覧
【リッチェル】木のオートロックゲート
【日本育児】スマートゲイト II
【日本育児】ベビーズゲイト
【カトージ】ウッドスルーオートゲート
機能比較と購入のポイント
基本的には、階段上のベビーゲートとほぼ同じ条件を重視しました。
(1)オートクローズ
(2)開放キープ
(3)両開きドア
階段上では、ドアが階段側に開かないように片開きでしたが、廊下では、どちらも開く両開きが便利です。
(4)段差ステップ
つっぱりタイプでバリアフリーではないぶん、段差ステップのある製品はポイントが高いです。
機能 | 【リッチェル】 木のオートロックゲート |
【日本育児】 スマートゲイト II |
【日本育児】 ベビーズゲイト |
【カトージ】 ウッドスルーオートゲート |
---|---|---|---|---|
設置幅 | 69〜86cm | 67~91cm | 73~90cm | 76~86cm |
オートクローズ | ○ | ○ | ○ | ○ |
開放キープ | ○ | ○ | ○ | ○ |
両開き | ○ | ○ | ○ | ○ |
段差ステップ | ○ | ○ | × | × |
色 | 木製 | ブラウン/ミルキー | 白/グレー/ブラック/ネイビー/アイボリー | 木製/白 |
価格(参考) | 11,000〜 | 4,000〜 | 4,000〜 | 4,000〜 |
※価格は2018年10月現在
リッチェルは、機能面では完璧だけど値段が他の倍以上です。
ただ、階段上をリッチェルにしたので、同じメーカーにしたほうが、
使い勝手が同じで、上の子も操作がしやすいのではないかと思い、
結局【リッチェル】木のオートロックゲートに決めました。
ロックも外しやすく快適に使えています。
階段の下につけるベビーゲート
階段下は、扉タイプではなく、跨ぐ形のベビーフェンスにしました。
階段下なので、高低差があまり気にならないため、扉のないベビーフェンスでいいのではないか、ということでベビーフェンスを購入しました。
ベビーフェンス一覧
【リッチェル】ママらくソフトゲートR
【日本育児】らくらくとおせんぼII
【西松屋 SmartAngel】 シンプルフェンス
機能比較と購入のポイント
ベビーフェンスに特に機能は求めていませんでしたが、
調べてみると、高さが調整できるものと、できないものがあります。
5歳の兄がいるので高さを可変して調整できるのはポイントが高いです。
機能 | 【リッチェル】 ママらくソフトゲートR |
【日本育児】 らくらくとおせんぼII |
【SmartAngel】 シンプルフェンス |
---|---|---|---|
設置幅 | 60~185cm | 65~185cm | 60~185cm |
色 | ベージュ | ベージュ | グレー/ブラウン |
高さ調整 | ○ | ○ | × |
価格(参考) | 4,000〜 | 4,000〜 | 2,000〜 |
※価格は2018年10月現在
リッチェルと日本育児は、機能面もデザイン価格もほとんど同じでした。
他のベビーゲートをリッチェルにしたので、こちらもリッチェルに決めました。
ベビーゲートをつけたら安心ですが、
少しの気の緩みや、点検を怠ることで事故も起こりうるので、
引き続き気をつけていきたいと思います。